ASTON MARTIN DB4 GT ZAGATO #03

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ようやく梅雨も明けたようで、一気に夏らしくなってきました。
あまりに乾きのはやいシンナーに脅かされつつ、クリアーコートまで終わらせてしまいました。
遠くから見ると、何のことはありません。
が、実際は細かい失敗のオンパレードで、慌てていたために途中の写真を撮り忘れていたのでした。
 
何があったのか振り返ってみましょう。
まずボディーには捨てクリアーを吹いて、表面を滑らかにしておきます。
20年モノのデカールは粉々になることが必至でしたので、リキッドデカールフィルムを三度塗りしておきました。
下準備が終わったら、マークセッターとマークソフターを使って、デカールを貼付していきます。
やはり年代物のデカール、バラバラにこそならなかったものの、あちらこちらにヒビが目立ちました。しかもゼッケンサークルはすこーしだけ透けています。これは前回同様、塗り分けで表現するべきでしたね。
とはいえこれくらいなら看過できるぞということで、面相筆でタッチアップ。事なきを得ます。
そして一晩乾燥させてクリアーコートに望むまえに、ボディー洗浄をしているときでした、事件が起きたのは。
洗面台にぬるま湯を溜めて台所用洗剤を加え、慎重にボディー洗浄したのち流水ですすいだところ、なんとデカールが剥がれてしまったのです。最後にバシャバシャやりすぎたようで、デカールは東京水と一緒に排水溝へ…。
ちなみに欠けてしまったのは、ゼッケン番号の一部と右肩の黄色い丸でした。ゼッケンサークルと番号は別体なので、サークル自体は大丈夫だったのが不幸中のさいわい。
 

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ひとしきり慌てて落ち込んだのち、まあ大丈夫だろうということで、補修に取りかかります。
欠けてしまった番号は、今回使用しないはずだったゼッケン12番を切ったり貼ったりして修復します。
黄色い丸印のほうは、マスキングテープの中央をサークルカッターで抜き取ってからボディーに貼りつけ、ガイアカラーのサンシャインイエローを筆塗りしました。
正円とは言いがたいですが、これで良しとします。
 

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そしてようやくクリアー塗装。今回もガイアのEXクリアーです。
一回目はかなり薄めてデカールを馴染ませるように。
二回目、三回目は比較的濃いめで厚みを稼ぎます。
最後にまたかなり薄めたものを吹いて、全体をツヤツヤに仕上げました。
デカールを重ねたりタッチアップしたりしているので、その周辺は特に厚めに吹いています。
かなりポッテリしてしまいました。
こうして拡大された写真を見てみると、まだまだゼッケンのヒビが目立ちますね。タッチアップが甘かったようです。
今度からはその都度ルーペで確認するようにしたほうがいいかもしれません。
 
さて、ボディー乾燥中に他パーツもどうにかしなければ。

ASTON MARTIN DB4 GT ZAGATO #02

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みなさまごきげんよう

約一月ぶりの更新となりますが、ちまちまと作業を進めておりました。

まずはボディーにMr.メタルプライマー改→Mr.サーフェイサー1000をたっぷり吹き、不陸部分にMr.サーフェイサー500を塗り込んだ図。

 

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これを600番のペーパーでくまなく研いでから、Mr.メタルプライマー改→Mr.サーフェイサー1200。まだまだ表面状態がいまいちだったので、1000番のペーパーで研いでから改めてMr.メタルプライマー改→Mr.サーフェイサー1200。
最後に1500番のペーパーで全体をツルツルにして下地処理終了とします。
写真ではbefore/afterの違いが判別できません、参ったな。
DB4GTZはボディーワークの美しさが有名ですので、すこしばかり表面処理にこだわってみようと思った次第です。
 

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いよいよボディーカラー塗装です。
この車体番号0200/Rの特徴はなんと言っても、限りなく黒に近い濃紺のボディーカラーでしょう。
出来合いの色を探しても良かったのですが、せっかくなら自分で調色してみようということで、フィニッシャーズの塗料を物色してみました。
自分がひとかどのオートモデラーであると錯覚させてくれる、この秀逸なボトルデザインに惹かれてしまったわけです。
まず用意したのは、色気があると評判のブルーブラックと、定番のピュアブルー。
これを混ぜてみたところ、すこし赤味が足りないと感じたので、隠し味的にクリアーレッドを加えてみました。ちなみにブルーブラックは、青というよりも緑がかった黒という印象でした。(写真右側のカラーチップです)
ネット上に転がっている0200/Rの写真はどれも色味が異なっていて、まったく困った謎色なのですが、僕のイメージではどういうわけかすこし紫がかった濃紺です。
子供のようにびちゃびちゃ塗料を混ぜ合わせて出来上がった色が左側のもの。特別色彩に敏感なわけでもありませんので、これ以上の無意味な深追いは控えることにします。計量なんて言葉は知りません。
 
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ベランダ塗装派にとって梅雨は忌むべき時期ですが、湿度が80%を切ったのを好機に思い切って塗装してしまいました。すこし冷や冷や。
今回は二日に分けて二度吹きをしてみました。一度しっかり吹いてから一晩乾燥させて、翌日2000番のペーパーで埃を削り取った後、仕上げ吹き、という流れです。
一晩時間をおいてみて、吹き洩らしている箇所を見定める目的もありました。
一度目の塗料が濃かったせいか柚子肌気味になっていますが、結果はまずまずでしょう。表面の平滑さはクリアー塗膜に担ってもらうことにします。
肝心の色味のほうですが、すこし赤が強すぎたかなー、、と思わなくもない程度。暗さはイメージ通りです。
このままでいきましょう。
 
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先程の写真は夜間にLEDデスクランプ下で撮ったもの(たぶん昼白色)ですが、こちらはそのLEDを消して天井の蛍光灯だけで撮ったもの。同じ色とは思えません。
まさに謎色。オッケーです。
じっくり乾燥させてデカール貼付に臨みましょう。
 

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底板のほうもすこしずつ作業を進めていました。
気泡にシアノン+ベビーパウダーを充填し、ポリパテで形状修正し、全体を400番のペーパーで均しています。
シート周辺もがりがりと削りました。別体化するほどの労は執りませんが、すこしシャープな印象にしたかったので。
一体モールドだったエグゾーストパイプも削り取り、φ1.5mmの真鍮線、真鍮パイプ、そしてφ2.6mmのアルミパイプを組み合わせたものに置き換えます。
そして六角形に彫った窪みに台座固定用のナットを沈め、瞬間接着剤とエポキシパテでがっちり固定しておきました。
ちなみに僕はタミヤミニ四駆ビスセットAを使っています。
ちょうどいい大きさのビスとナットに加えてアルミのスペーサーまで付いてくるので、これ一袋で台座固定に必要な素材が揃います。値段もお手頃で助かります。
 
さて、次回は底板にもサーフェイサーを吹いて整えていきましょうか。

ASTON MARTIN DB4 GT ZAGATO #01

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みなさま、たいへんご無沙汰しておりました。
仕事的なことに気を取られてしまい、趣味が滞っておりました。
ま、仕事的なことというのも、相変わらずのものづくりでして、ほとんど趣味なのですが。
まったく、素敵なものだけを道楽のように作って、人生を終えたいものです。
 
さて、今回のお題は、英国が生んだ名車中の名車です。
じつはこのDB4GTZ、僕が高校時代に一番好きだった車でして、今回作るキットも、当時震える声で大阪の名店に電話をかけて取り寄せたものだったと思います。
インターネットも充分に普及していなかった時代に、田舎の高校生が、大都市大阪の有名店に、フランス製のキット(しかも英語の車名)を要求することの敷居の高さを、みなさま想像できますでしょうか。
とはいえ一度経験してしまえば慣れたもの、いつ作るのか予定も未定な43キットたちを、とりあえず収集するという屈折した青春時代が始まるわけです。
ただ手元に集めて眺めているだけでも楽しいというのも、みなさまに共感いただけるであろう、このジャンルの魅力ですね。
というわけで、今回の製作の裏テーマは「青春の決算」ということになるのかもしれません。
 

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当時の僕がなぜこの車体番号0200/Rを選んだのか、まったく覚えていません。
たぶん他の車体との比較検討をせずに、ただ在庫のあったものを取り寄せてしまったのだと思います。情報弱者ですね。
今ならたぶん、1961年のル・マンを走った白い0180/Lを選ぶでしょう。
とはいえ濃紺のボディに白いゼッケンサークルというのも、なかなか模型映えしそうで楽しみです。
 

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エッチングのフロントグリルが同梱されているのはありがたいです。こういったパーツは汎用製品ではなかなか再現できません。
タイヤもすこし白い粉が浮いていますが、まだ柔らかく使えそうです。
ライトパーツは、他のものを見繕ったほうが良さそうですね。前回同様、BBR製になるかと。
スターターと並び、初心者がまず作るべきだというプロバンス・ムラージュですが、原型の素晴らしさもあってか、なかなか好感の持てるパッケージです。
 

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まずはスジ彫りを深く彫り直すとともに、ドアノブ等の外装パーツを削り落とします。具体的にどう作り直すかは未定ですが、とりあえず0.4mmの穴だけ開けておきます。なんとかなるでしょう。
今回になってようやく、ずっと気になっていたBMCタガネを導入しました。
すばらしい使い心地です。
完成品の質が上がるかどうかは僕の腕によりますが、すくなくとも僕の気分は、たいそう盛り上がりました。
全体的に400番のペーパーで足付けをしてあるので、さらさらな質感です。
 

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ホイールアーチの整形と車高調整も済ませました。
たぶんこのくらいで問題ないかと。
ドアパネルは下辺だけ水平にライン修正しましたが、すこし失敗しています。
直線をピシッと見せるのは意外と難しい…。
 

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このキット、ボディ下部の気泡がなかなか大変なことになっていまして、こちらも前々から気になっていた、シアノンを導入してみました。
期待していたほど粘土が高くはなかったのですが、巷で話題になっているベビーパウダー混入法を試してみたところ、これがなかなか素晴らしい使い心地。
今後はポリパテよりもこちらを多用することになりそうです。
写真では一部、ポリパテとシアノンを混ぜてみた箇所があるので、黄色くなっています。あまり利点はありませんでした。
ホイールアーチの縁は今回も、モーターツールで薄く削っておきました。
 

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今回は箱車ということもあり、窓の仮組みは欠かせません。
キット付属のバキュームパーツは、そこそこ合っているんだけどピッタリではないという状態。これ以上を望むなら、自作の型をもとにバキュームフォームするくらいの覚悟が必要かもしれません。
とりあえず初箱車なので、これくらいの精度を是として完成させてみましょう。
エッチング窓枠はなかなか良い感じです。
 
さて、ボディの表面処理はこれくらいにして、次回はサーフェーサーを吹いてみましょうか。

FERRARI 375 PLUS #09

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みなさまごきげんよう
ちゃんと完成しました。よかった。
 
前回更新時からの追加工作としては、ボンネットピン(キット付属)、ホイールスピンナー(キット付属)、ボンネットベルト(タメオ汎用品)、フォグランプくらいでしょうか。
フォグランプはBBRのライトパーツにプラ板と真鍮線で厚みやら脚やらを付けてみましたが、だいぶ雑な工作になってしまいました。塗装も失敗しているし。
ここをバッチリ決められたら、顔つきも違ってきたかもしれません。反省。
 

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他にも反省すべき点は山積みなのですが、一番は車高調整でしょうか。
左側面から見るとやや攻撃的かな、くらいの印象なのですが、右側面はもう急ブレーキ状態です。
パネルラインの修正も含む、もっと慎重な検討が必要でした。
 

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ともあれ、前作よりは確実に慣れてきました。
次回作にも分不相応な期待をかけてみたくなります。
やっぱり43模型は楽しい。
 
それでは、これにて375+の製作記はお終いになります。
みなさまごきげんよう

FERRARI 375 PLUS #08

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あとすこしあとすこし、ということで、まずはコクピットを仕上げます。
メーターリングはヨドバシカメラでたまたま見つけた0.24mmのステンレス線を使ってみましたが、オーバースケールでした。横着するとこういうことになります。
メーター周りのリベットは0.3mmの洋白線を埋め込んでみましたが、リングに負けています。
ステアリングボスはプラ角材、そこから飛び出しているフレームは真鍮線。あまりよく見えませんね。
メーター右下のレバーは00号の虫ピン。頭にクリーム色を乗せておきました。基部は先程のステンレス線。
メーター左のスイッチ類は0.3mm厚のプラ板に、0.3mmの洋白線を潰して埋め込んでいます。基部は同じくステンレス線。実車写真でここが映っているものを見つけられなかったので、雰囲気です。
全体的に精密感に欠けますが、いろいろと勉強になりました。まずは挑戦してみることが大事だと実感。

 

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お次は顔の部分。
目玉カバーはキットでは省略されていますが、けっこう大事だと思うので一計を案じます。
で、見つけたのが駄菓子のパッケージ。おかしのまちおかには本当にお世話になっています。

 

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大きさも申し分ありません。
いつものようにエクセルエポで接着しました。すこしはみ出しているのも、いつも通りです。
フロントグリル内部にはプラ板でざっくりと作ったラジエターがあるのですが、まったく見えません。見えすぎても困るのですが。
補助灯はBBRの余りものです。
ボンネット上のダクトにはハセガワのモデリングメッシュ、正方形Lサイズ。Mサイズはヨドバシに置いてなかった。。
ボンネット下側のパネルには0.3mmの洋白線を埋め込んであります。

 

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テールライトも同じくBBR製。
ナンバープレートは0.3mm厚のプラ板にebayで入手した自作(風)デカールを貼って、クリアーコートしておきました。

 

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そしてようやく上下合体。
結局タイヤはキット付属のものにしました。BBRのものは細すぎて、正面から覗き込んだときにホイールがはみ出て見えてしまうので。
ウインドスクリーンはキット付属のものが黄ばんでしまっていたので、ウイスキーの箱に巻き付いていた透明素材を使っています。正体不明ですが、柔らかくて曲げやすかったです。
透明プラ板も試してみたのですが、曲げると白くなってしまうんですよね。
各種素材の化学特性についても勉強しなければと思う次第です。
フューエルキャップはBBR製を磨いて取りつけました。

さて、次回はいよいよ完成のご報告となる予定です。

FERRARI 375 PLUS #07

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43模型の最大の見せ場は、なんといってもボディ研ぎ出しであると理解しています。
とりあえずボディがツルツルキラキラしていれば全体の印象はバッチリ、という素人考えです。
前回290MMではいまいち攻め方が足りなかったので、今回はもうすこし拘ってみました。
写真は研ぎ出し、裏面等塗装、スミ入れ、ワックス掛けがすべて終わったところです。
夢中になりすぎて作業途中の写真を撮り忘れてしまったのでした。
 

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まずは1500番のペーパーでパネルライン周辺の盛り上がりやデカールの段差を平滑にしてから、2000番のペーパーで全体を隈なく擦りました。
クリアー塗装があまり上手くいかなかったので、表面の微小なうねりを注意深く消していきます。
それからタミヤコンパウンド三種を順番に使って磨いていきます。
今回はこの三種類にちゃんと役割を分担させることを心掛けました。前作よりもいろいろと余裕が出てきております。
とはいえこの一周だけで完了するほど僕は手練れではないので、何度か手戻りをしています。週末にお酒を飲みながら作業しているせいかもしれません。
 

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ちなみに、もちろん問題も発生しています。
白い斑点のようなものが数ヶ所出てきてしまったのです。
これが噂に聞く、下地を出してしまうという事態かと思いましたが、削りカスに赤色は混ざっていません。どうやら違うようです。
頭を捻って考えるに、これはクリアー塗膜の層の隙間ではないでしょうか。
今回クリアーの吹き重ねは四回、あまり時間をおきすぎないように行っていますが、稀釈濃度等に問題があったため、各層が溶着せずに独立してしまったと考えられます。
これは手痛い。
薄めたクリアーをピンポイントで吹き重ねてみましたが、一向に改善される様子はありません。
 
とはいえ近づいてじっくり眺めないと分かりませんし、放置しましょう。
この時点でシンナー風呂なんて、ありえません。
よく見るとパネルラインやデカールの段差も完全に解消されたわけではありませんが、これ以上研ぐのはリスクが大きいと判断し、こちらも放置します。
 

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裏面は丁寧にマスキングしてから、艶消しブラックを吹いています。
それでも上手くいかなかった箇所は、コンパウンドやエナメル塗料で修正しておきました。
今回はじめてマスキングゾルというものを使ってみましたが、ピシッとした線を塗り分けるのには、やはりテープですね。なかなか面白い素材ではあるのですが。
インテーク等はエナメルのフラットブラックでスミ入れしてあります。
 

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ライトハウス?と運転席横のスクリーン基部には8番のシルバーを吹いておきました。
マスキングにはサークルカッターが活躍しています。
最後の仕上げは前作同様に、ハセガワのコーティングポリマーです。前作よりは格段にツルツルピカピカになりました。
 
さて、残るは小物パーツ等の取付のみです。
次はなにを作ろうか、気が急いてしまいますが、まずはちゃんと完成させなければ。

FERRARI 375 PLUS #06

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みなさまごきげんよう
仕事やら私用やらでバタバタしているうちに、いつの間にか一ヶ月も経ってしまいました。あわあわ。
ボディはもう砥ぎ頃を迎えていますが、その件はまた次回として、今回はこの一か月間でチマチマ進めていた諸作業のご報告。
 
まずはボディ底板と運転席周りの工作です。
キットのシフトゲートは実写と全然違うのですが、ここは雰囲気だ、ということで存置します。
シフトノブはBBRの余り物から流用しました。
ペダル類もやや甘いモールドですが、存置し、Mr.メタルカラーのアルミを筆塗りして軽く磨いておきました。
ここら辺はタメオの汎用パーツでも使えば精度を上げられるのですが、全体の工作レベルを考えると、今回はこの程度のディテールで済ませておいたほうが良さそうです
コクピット前後には台座固定用に小型の六角ナットを埋め込んでおきました。
色味に関してですが、全体に艶消しブラックを吹いてからシートとセンターコンソール(でいいのかな?)を残してマスキングし、ジャーマングレー+光沢ブラックを吹いています。
さらにエナメルのフラットブラックでスミ入れを施し、革の質感が出ないかと期待しましたが…写真だとほとんど分かりませんね。
肉眼では一応判別できるのですが。
 

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裏側にいってみましょう。
一体成型のエグゾーストパイプは整形が難しかったので、思い切って作り直しました。
直径1.5mmの真鍮線と真鍮パイプを組み合わせています。
本来ならハンダを駆使して強度を確保するところですが、横着して瞬間接着剤+エポキシ接着剤で済ませてしまいました。
その代わり、1.0mm×0.2mmの真鍮帯金で底板にしっかり固定しています。地味に時間がかかりました。
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その他小物類です。
まずは左端のステアリング。
キット付属のプラスチック製のものを細く削ってから、全体をタンで塗装。その後ウッドブラウンと光沢ブラックで木目を描いて、最後にクリアーオレンジ。
スポーク部分は光沢ブラックを吹いてからMr.カラーのメッキシルバーを試してみました。あまりのメッキ感にたじろいでしまいます。
フェラーリエンブレムは315S用のもの。
全体的に雰囲気は悪くないのですが、そもそも素人がプラスチックを削ったもの。シャープさに欠けます。次回からはちゃんと金属で作るべきかもしれません。
 
お次はコクピット中央の配電盤。
実車写真を参考に、プラ板でざっくり作ってみました。
トノカバーで半分隠れちゃうし、今回はこれでいいかなと。
 
そしてサイドミラー。
直径2mmのプラ棒と0.3mmの洋白線を組み合わせて作りました。
ミラー部分は290MMの余り物です。磨き込みが足りないし、実はサイズが合っていません。
気を抜きすぎです。
 
最後はブレーキドラム。
実際あまりよく見えないけれど、何もないとホイールの向こうが透けてしまうということで、とりあえずプラ板でざっくり作っています。
 
他にも作りかけの小物がありますが、モチベーション維持のためにも、そろそろボディを研いでしまいましょう。