FERRARI 290 MM #05

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みなさま、ごきげんよう
 
9ヶ月も更新がないとはブログどころかそもそも管理人の生存すら疑わしい、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんと東京砂漠のなかを右往左往しておりました。
去年末から趣味ではなく本業のほうのものづくりが始まり、僕の人生にとってとても大きな意味を持つプロジェクトでしたので、そちらにかかりっきりだったのです。
 
それも小休止というか、無事にひと段落がついたので、ひさしぶりに趣味のものづくりに戻ってきました。
約束します。あちらもこちらもちゃんと完成させると。
 
で、途方もなくじっくり乾燥させたクリアー塗膜は、素晴らしい研ぎ頃を迎えております。
まずは2000番のフィニッシングペーパーで全体を空研ぎして、微妙に波打った表面やデカールの段差を平滑にしていきます。
ツヤツヤだった表面が艶消しになっていく様は、すこし悲しいです。
次に綿棒を使って、タミヤコンパウンドの細目→仕上げ目で表面を磨きました。
写真は一通りの研磨が終わった状態です。
途中から薄々気づいてはいたのですが、やっぱり各段階での研ぎ方がぜんぜん甘かったようです。
表面をよーく観察すると、塗膜のうねりもデカールの段差もちゃんと消えていません。光の反射具合があまり鋭くない様子をご覧いただけるかと。
これは、磨きすぎて下地を出してしまうことを僕が怖がりすぎたためです。
厚みのよくわからない透明な塗膜を削るのって、すごく怖くないですか?
というわけで、もう一度ペーパー当てからやり直すかこのまま終わりにするか悩んだ挙句、今回はこれで良しとしました。
臆病者の判断ですが、今回はとにかく完成させることが目標ですし、この状態でもけっこうピカピカで悪くない気分です。
勇気は次回作への課題にします。
とはいえ、まだ微細な傷が残っているので、あと一回は仕上げ目で磨く予定です。
昨日から実家に帰省しているので、作業は小休止。

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ボディのあれこれと並行して、底板や小物の調子も整えていました。
このキットは各部品の整合性がとても低かったので、かなり初期の段階から何度も仮組みを繰り返してきたのですが、とりあえずここらへんで了とします。
写真はサーフェイサーを吹いて、いよいよ塗装という状態です。
レジンを削ったりプラ板/棒を貼ったりしていますが、素組みと比べて多少なりとも雰囲気が良くなったかは不明です。
ただ、エグゾーストパイプの端部を外径1.5mmの真鍮パイプで置き換えて、淵を薄く削ってみたのは効果的だったようです。
底板には台座固定用にナットを埋め込んでいます。
そろそろケースを買わないと。
 
以上、本当に久々の作業報告でした。
次回はいつになるやら。