FERRARI 375 PLUS #03

f:id:kreuzung:20181217220549j:plain

今回もMr.メタルプライマー改→Mr.サーフェイサー1200の流れで下地処理をしました。

二巡ほど回ったところでちょうどいい具合に落ち着いたので、最後に1000番のペーパーで全体を研いで終わりとします。
写真ではかなり斑に見えていますが、実際はけっこうつるつるです。
 
あらかじめ400番のペーパーで足付けしたにも関わらずサーフェイサーの食いつきが悪いような気がしたのは、やっぱりプライマーが薄かったからでしょうか。
鍋に塩胡椒を放り込むんじゃないんだから、もうすこし精度の高い稀釈を心掛けるべきでした。
 

f:id:kreuzung:20181217220620j:plain

フェンダーの縁はモーターツールで薄く削ってあります。
前作よりも果敢に攻めた挙句、所々失敗していますが、サーフェイサーの塗膜で揉み消しました。
 

f:id:kreuzung:20181217220604j:plain

ところで、薄々感じてはいたのですが二作目にしてようやく、スジ彫りが太すぎることを確信しました。
プロやハイアマチュアの方の作品はスジ彫りがとても細くて、(もちろん他のすべての作業精度も高いからなのですが)とても1/43スケールとは思えない精密感があります。
僕はいつもハセガワトライツールのけがき針でガリガリやっているのですが、この工具は先端が細い円錐形となっているため、深く彫れば彫るほど、スジ彫りの幅も広がってしまいます。
1/43のスジ彫りはこの工具では厳しいようです。次作から検討してみましょう。
 
相変わらず線がよろよろ曲がっている件に関しては…どうしよう。
また考えます。
 

f:id:kreuzung:20181217220649j:plain

今回はガイアカラーのブライトレッドの真価を問うべく、ベースホワイトというものを吹いてみます。Mr.カラーの1番です。
ちょっと濃いめに稀釈したものを全体にしっかり吹きつけて真っ白にしてから、薄く稀釈したもので表面をつるっと平滑にします。
と言うだけなら簡単ですが、実際は薄い塗料を近くで吹きすぎてスジ彫りが埋まりそうになりました。危ない危ない。
写真は二晩乾燥させてから、噛んでしまった埃やパネルラインの縁に盛り上がった塗料を1500番のペーパーで処理した状態です。
 

f:id:kreuzung:20181217220701j:plain

で、白地に赤を吹いてみた結果は、やっぱり全然違いますね。
前回よりも遥かに鮮やかな色味です。色透けおそるべし。
ちょっと埃を噛んでしまったので、乾燥後に再度ペーパー当てが必要です。
 
それにしても、ボディが赤くなると一気に気分が盛り上がります。
レースでとりあえず赤い車を見ると応援してしまうというイタリア人の気持ちが理解できるような。