FERRARI 375 PLUS #07

f:id:kreuzung:20190304110848j:plain

43模型の最大の見せ場は、なんといってもボディ研ぎ出しであると理解しています。
とりあえずボディがツルツルキラキラしていれば全体の印象はバッチリ、という素人考えです。
前回290MMではいまいち攻め方が足りなかったので、今回はもうすこし拘ってみました。
写真は研ぎ出し、裏面等塗装、スミ入れ、ワックス掛けがすべて終わったところです。
夢中になりすぎて作業途中の写真を撮り忘れてしまったのでした。
 

f:id:kreuzung:20190304110912j:plain

まずは1500番のペーパーでパネルライン周辺の盛り上がりやデカールの段差を平滑にしてから、2000番のペーパーで全体を隈なく擦りました。
クリアー塗装があまり上手くいかなかったので、表面の微小なうねりを注意深く消していきます。
それからタミヤコンパウンド三種を順番に使って磨いていきます。
今回はこの三種類にちゃんと役割を分担させることを心掛けました。前作よりもいろいろと余裕が出てきております。
とはいえこの一周だけで完了するほど僕は手練れではないので、何度か手戻りをしています。週末にお酒を飲みながら作業しているせいかもしれません。
 

f:id:kreuzung:20190304110935j:plain

ちなみに、もちろん問題も発生しています。
白い斑点のようなものが数ヶ所出てきてしまったのです。
これが噂に聞く、下地を出してしまうという事態かと思いましたが、削りカスに赤色は混ざっていません。どうやら違うようです。
頭を捻って考えるに、これはクリアー塗膜の層の隙間ではないでしょうか。
今回クリアーの吹き重ねは四回、あまり時間をおきすぎないように行っていますが、稀釈濃度等に問題があったため、各層が溶着せずに独立してしまったと考えられます。
これは手痛い。
薄めたクリアーをピンポイントで吹き重ねてみましたが、一向に改善される様子はありません。
 
とはいえ近づいてじっくり眺めないと分かりませんし、放置しましょう。
この時点でシンナー風呂なんて、ありえません。
よく見るとパネルラインやデカールの段差も完全に解消されたわけではありませんが、これ以上研ぐのはリスクが大きいと判断し、こちらも放置します。
 

f:id:kreuzung:20190304110958j:plain

裏面は丁寧にマスキングしてから、艶消しブラックを吹いています。
それでも上手くいかなかった箇所は、コンパウンドやエナメル塗料で修正しておきました。
今回はじめてマスキングゾルというものを使ってみましたが、ピシッとした線を塗り分けるのには、やはりテープですね。なかなか面白い素材ではあるのですが。
インテーク等はエナメルのフラットブラックでスミ入れしてあります。
 

f:id:kreuzung:20190304111020j:plain

ライトハウス?と運転席横のスクリーン基部には8番のシルバーを吹いておきました。
マスキングにはサークルカッターが活躍しています。
最後の仕上げは前作同様に、ハセガワのコーティングポリマーです。前作よりは格段にツルツルピカピカになりました。
 
さて、残るは小物パーツ等の取付のみです。
次はなにを作ろうか、気が急いてしまいますが、まずはちゃんと完成させなければ。