ASTON MARTIN DB4 GT ZAGATO #03
ようやく梅雨も明けたようで、一気に夏らしくなってきました。
あまりに乾きのはやいシンナーに脅かされつつ、 クリアーコートまで終わらせてしまいました。
遠くから見ると、何のことはありません。
が、実際は細かい失敗のオンパレードで、 慌てていたために途中の写真を撮り忘れていたのでした。
何があったのか振り返ってみましょう。
まずボディーには捨てクリアーを吹いて、 表面を滑らかにしておきます。
下準備が終わったら、マークセッターとマークソフターを使って、 デカールを貼付していきます。
やはり年代物のデカール、バラバラにこそならなかったものの、 あちらこちらにヒビが目立ちました。 しかもゼッケンサークルはすこーしだけ透けています。これは前回同様、塗り分けで表現するべきでしたね。
とはいえこれくらいなら看過できるぞということで、 面相筆でタッチアップ。事なきを得ます。
そして一晩乾燥させてクリアーコートに望むまえに、 ボディー洗浄をしているときでした、事件が起きたのは。
洗面台にぬるま湯を溜めて台所用洗剤を加え、 慎重にボディー洗浄したのち流水ですすいだところ、 なんとデカールが剥がれてしまったのです。最後にバシャバシャやりすぎたようで、 デカールは東京水と一緒に排水溝へ…。
ちなみに欠けてしまったのは、 ゼッケン番号の一部と右肩の黄色い丸でした。ゼッケンサークルと番号は別体なので、 サークル自体は大丈夫だったのが不幸中のさいわい。
ひとしきり慌てて落ち込んだのち、 まあ大丈夫だろうということで、補修に取りかかります。
欠けてしまった番号は、 今回使用しないはずだったゼッケン12番を切ったり貼ったりして 修復します。
黄色い丸印のほうは、 マスキングテープの中央をサークルカッターで抜き取ってからボデ ィーに貼りつけ、 ガイアカラーのサンシャインイエローを筆塗りしました。
正円とは言いがたいですが、これで良しとします。